成年後見人等の仕事は主に「財産管理」と「身上監護」に分けられます。ここでは成年後見人等がする業務を紹介します。
財産管理
- 本人の通帳を預かり金銭を管理すること
- 施設の利用料や生活費の支払いを行うこと
- 本人が加入している保険の保険金請求をすること
- 相続の手続きを行うこと
- 税金の申告等を行うこと
- 裁判所の許可を得て本人の不動産を売却して生活の資金に充てること
- 本人が受け取ることのできる年金・手当・給付金についての手続きを取ること
身上監護
- 本人と面会をして生活状況を確認すること
- 本人の関係者・支援者と連絡をとり状況を確認し連携を図ること
- 本人が入所する施設やグループホームの契約の代理をすること
- 本人が入院する際に本人に代わって入院の手続きを行うこと
- グループホームの契約に当たって内見をすること
- 本人が利用するヘルパーの契約をすること
- 障害福祉サービスや介護保険に関しての手続きを行うこと
その他
- 財産管理や身上監護を行うために情報を収集すること
- 裁判所へ本人の生活状況や財産状況について報告をすること
成年後見人等ができないこと
- 本人の介護を行うこと
- 本人が食べる食材の買い出しを行うこと
- 医療行為(手術など)の同意を本人に代わってすること※
- 本人に代わって養子縁組を行ったり、婚姻の手続きを行うこと
- 本人のために本人の財産から投資を行うこと
- 本人の借金の保証人になること
- 本人が亡くなったとき身元引受人になること
※新型コロナウィルスのワクチン接種に関して、成年後見人に限り同意することができます。
この他にも成年後見人等の業務やすることができないことがあります。もし「成年後見人に○○はできるのか?」という疑問がございましたら、「お問い合わせ」のページにて質問を送信していただくか、下記電話番号まで連絡をお願いします。